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メンズファッションには、アメカジ・きれいめ・モード・ストリートなど、実にさまざまなジャンルが存在します。
しかし、自分にはどのジャンルが似合うのか分からない方や、そもそもどんなジャンルがあるか知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はメンズファッションのジャンルを詳しく解説。
あなたにぴったりのジャンルも診断しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
メンズファッションの種類のまとめ
きれいめカジュアル
出典:スプートニクス
女子ウケNo.1のファッションといえば、きれいめカジュアル。
アクセサリーはほとんど使わず、シンプルかつ爽やかなコーディネートが特徴です。
きれいめカジュアルの代表的なアイテムは、シンプルなシャツ・装飾のないジャケット・ストレートデニム・革靴など。
清潔感があり、誰でも真似しやすいので世代を問わずおすすめのメンズファッションの種類です。
アメカジ
出典:GAP公式通販サイト
アメカジは「アメリカンカジュアル」の略称で、アメリカ風のカジュアルファッションを指します。
比較的がっしりとした体型の方や、長身の方におすすめのスタイルです。
代表的なアイテムは、Gジャン・ネルシャツ・チノパン・ダウンベストなど。
さらに、アメカジは以下のジャンルに分けられるので一つずつ見ていきましょう。
カレッジスタイル
出典:ZOZOTOWN
カレッジスタイルは、アメリカの大学生がするような若者らしいスタイルのことです。
かつては、「アイビールック」と呼ばれるきれいめのスタイルが中心でしたが、近年ではカジュアル化が進行。
代表的なアイテムは、Tシャツ・スウェット・パーカー・カーディガンなどが挙げられます。
なお、カレッジスタイルは大学生が日常的に着るファッションなので、メイン層は10~20代まで。
30代以降の大人の男性にはあまりおすすめできないスタイルです。
ワークスタイル
出典:ZOZOTOWN
ワークスタイルとは、その名の通り作業服をルーツにしたジャンルのこと。
機能性を重視した労働者の服装から生まれたので、動きやすく丈夫なアイテムを中心としています。
オーバーオール・ジーンズ・ワークブーツなどが、このジャンルの代表的なアイテム。
その中でも、ボリュームがあり男らしい印象を与えるワークブーツおすすめのアイテムです。
出典:ZOZOTOWN
ワークブーツは、ジーンズやチノパンなどのカジュアルなアイテムと相性抜群。
良いモノを買えば、10年以上愛用することもできる心強いアイテムです。
ミリタリースタイル
出典:ZOZOTOWN
陸軍が着るようなスタイルを採り入れたファッションがミリタリースタイルです。
代表的なアイテムは、MA-1(ミリタリーブルゾン)・カーゴパンツ・迷彩柄のシャツなどがあります。
特にMA-1は、ここ数年の間におしゃれアイテムとして人気急上昇中。
出典:ZOZOTOWN
デザインによって男らしく見えたり、スマートに見えたりとさまざまな印象が与えられるアイテムです。
ミリタリースタイルに苦手意識があっても、MA-1なら自由な着こなしができると私は思います。
サーフスタイル
出典:ZOZOTOWN
海が似合うサーファーをイメージしたファッションのことをサーフスタイルと呼びます。
リラックスしたカジュアル感があり、プリントTシャツ・パーカー・ハーフパンツなどが代表的なアイテムです。
また、近年の傾向では上質な素材とシンプルなデザインのアイテムも流行中。
出典:ZOZOTOWN
こうしたアイテムをうまく使えば、30代以降の大人の男性のリラックスコーデも作れると私は思います。
バイカースタイル
出典:ZOZOTOWN
バイカータイルとは、その名の通りバイクを愛する「バイカー」たちのファッション。
ロングTシャツ・ライダースジャケット・ウエストポーチなどが代表的なアイテムです。
レザーのライダースジャケットは敷居が高いと感じる方には、デニム製のモノから挑戦するのがおすすめ。
出典:ZOZOTOWN
レザーよりも手入れが簡単なだけでなく、年数が経つにつれて程よく味が出る素材です。
コーディネートもしやすいので、バイカースタイルに初挑戦する方にぴったりだと私は思います。
ストリート
出典:ZOZOTOWN
企業やブランドに影響されることなく、街にいる若者から生まれたスタイルが、ストリートファッションです。
代表的なアイテムは、パーカー・ビッグTシャツ・キャップ・ハイカットスニーカーなどが挙げられます。
映画や音楽などに影響を受け、そのスタイルが時代と共に変化するのもストリートファッションの特徴。
最近の傾向としては、90年代のストリートファッションを彷彿させるスタイルが注目されています。
出典:ZOZOTOWN
シルエットは全体的にゆるめで、鮮やかなカラーのアイテムを採り入れるのがポイント。
他のジャンルでは着られないようなデザインのアイテムも、ストリートファッションでは気軽に挑戦できます。
トレンドに敏感な10~20代の若者におすすめしたいスタイルです。
モード系
出典:ZOZOTOWN
モード系とは、フランス語で「流行」や「ファッション」という意味です。
ストリートファッションとは対照的に、デザイナーが作り上げた最新のファッションを指します。
定義はかなり曖昧ですが、パリコレなどで企業が発信するコーデをイメージするとよいでしょう。
モード系コーデを作るのに採り入れたいのは、レザージャケット・ブーツ・サングラスなどの高級感のあるアイテム。
中でも、レザージャケットは羽織るだけでモード系の重厚な雰囲気が作れるアイテムです。
出典:ZOZOTOWN
レザージャケットを中心に、黒や白などのモノトーンカラーで大人っぽくまとめるのがおすすめですよ。
お兄系
出典:ZOZOTOWN
お兄系は、10代後半~20代前半までを中心に広まった男性ファッションのジャンルの1つ。
ギャル男ファッションにホストのニュアンスが加わった、日本独自のスタイルです。
近年の傾向としては、黒や茶色などの落ち着いたトーンがコーデの中心。
代表的なアイテムは、Vネックのシャツ・黒スキニーパンツ・テーラードジャケットなどが挙げられます。
お兄系はスタイルがよく見える反面、浮わついた印象を与えてしまうこともあるので注意しましょう。
サロン系
出典:ZOZOTOWN
美容院のスタッフがするようなファッションを、サロン系といいます。
サロン系は、中性的で細身の男性におすすめのスタイル。
代表的なアイテムは、ツバの広い帽子・レイヤードカットソー・ロングカーディガンなど難易度の高いモノばかり。
さらに、サロン系はトレンドを敏感に採り入れなければならず、おしゃれ初心者には難しいスタイルと言えるでしょう。
メンズファッションの種類であなたに似合うのは?
低身長の方
出典:メンズファッションプラス
日本人男性の平均身長は170cm前後。
したがって、160cm前後の男性は平均よりも身長が低めに分類されます。
そうした低身長の男性におすすめのファッションが、下記のジャンルです。
はじめに抑えておきたいのが、きれいめカジュアルのコーデ。
きれいめカジュアルの清潔感のあるスタイルに、悪い印象を抱かれてしまうことはほとんどないでしょう。
下記のようにジャケットとパンツを同系色で揃えると、身長を高く見せる効果もあります。
出典:ZOZOTOWN
また、低身長を生かしたコーデをするならカレッジスタイルやストリートもぜひ挑戦してみましょう。
まずは、カレッジスタイルの代表的アイテムであるロゴ入りTシャツを使用したコーデ。
出典:ZOZOTOWN
アクティブさを感じさせ、アウトドアにもおすすめのスタイルです。
続いて、鮮やかなデザインのジャケットが目を引くストリート系のコーデ。
出典:ZOZOTOWN
大胆な切り替えの入ったジャケットにより、上半身へ視線が集中。
身長を底上げする効果もあるコーデだと私は思います。
低身長の方向けのコーデは、こちらに詳しく書いてありますのでぜひ参考にしてみてください。
メンズファッション低身長のオシャレを徹底解説!正解コーデは?
高身長の方
出典:スプートニクス
日本人男性の平均身長が170cm前後なので、ここでは180cm前後の方を高身長と定義します。
高身長の方は手足が長いので、スタイルを生かしたコーデをするのがおすすめ。
具体的には、きれいめカジュアルを意識するといいでしょう。
出典:スプートニクス
きれいめカジュアルは、無駄な装飾がないシンプルなデザインが特徴。
シンプルだからこそ、手足の長さやスタイルの良さが際立つジャンルです。
トレンドのアイテムを使わずともおしゃれに見えるのは、高身長の方の特権ですよね。
きれいめカジュアルでは物足りない方は、モード系に挑戦しても良いでしょう。
出典:ZOZOTOWN
ヨーロッパのブランドを感じさせる先鋭的なデザインは、高身長だからこそ似合うスタイル。
ただし、モード系はかなりの上級者向けのファッションです。
全身鏡でコーデをよく見て、違和感なく外を歩けるかどうか確認するようにしましょう。
細身で中性的な方
出典:ZOZOTOWN
続いて、細身で中性的な方にぴったりなのは以下のジャンルです。
まずは、中性的な雰囲気を生かしたサロン系のコーデ。
出典:ZOZOTOWN
ツバの広いハットやロングカーディガンは、一般的には男性が着こなすには難しいアイテムとされています。
しかし、細身で中性的な方が採り入れれば、繊細でおしゃれなコーデが作れること間違いありません。
次におすすめしたいのが、バイカースタイル。
出典:ZOZOTOWN
レザージャケットは、筋肉質で男性的な方だけのアイテムではありません。
細身の方がレジャージャケットを羽織ると、モデルのように洗練された雰囲気を簡単に作れるのです。
「痩せすぎて洋服をかっこよく着こなせない」という方こそ、バイカースタイルがぴったりだと私は思います。
筋肉質な方
出典:スプートニクス
筋肉質な方におすすめしたいのは、以下のスタイルです。
まず、筋肉質な方に間違いなく似合うサーフスタイルから紹介しましょう。
出典:ZOZOTOWN
鍛えられた健康的な肉体は、海を感じさせる爽やかなスタイルがぴったり。
プリントTシャツとデニムなどのシンプルなコーディネートを楽しみましょう。
また、男らしさを感じさせるミリタリースタイルもおすすめです。
ミリタリースタイルの中でも、特に使いやすいのがMA-1。
出典:ZOZOTOWN
元々は軍隊で着用されているアイテムなので、肩幅があったり上背があったりする方が違和感なく着こなせるでしょう。
カーキや黒など、オーソドックスな色を持っているとコーデの幅が広がると私は思います。
標準的な体型の方
出典:ZOZOTOWN
日本のメンズ服のサイズは、170cm前後の標準的な体型に合わせて作られています。
つまり、標準的な体型の場合きれいめカジュアルはもちろん、アメカジやサロン系にいたるまで、さまざまなジャンルの着こなしができるのです。
ただし、服のデザインによっては背が低く見えてしまったり、幼い印象を与えてしまったりするので注意しましょう。
例えば、アメカジの代表的なアイテムであるネルシャツ。
出典:ZOZOTOWN
大きなチェック柄は子どもっぽく見えるため、上記のような細かなチェック柄を選ぶようにしましょう。
また、サルエルパンツなどのゆるっとしたパンツにも要注意。
出典:ZOZOTOWN
足を短く見せてしまうだけでなく、浮わついた印象になるため30代以降の大人の男性には合わせにくいアイテムです。
年齢別のおすすめコーデは、下記の項目でチェックしてみてくださいね。
メンズファッションの種類で人気のコーデは?
20代のおすすめコーデ
出典:スプートニクス
20代の場合、無理に全身をハイブランドで固める必要はありません。
若々しさと爽やかさをアピールするファッションの方が、好印象を与えるでしょう。
この条件を踏まえると、以下のようなファッションがおすすめです。
出典:メンズファッションプラス
マリンボーダーのシャツに7分丈のクロップドパンツを合わせて、涼しげな印象を演出。
爽やかさと清潔感があり、女子ウケ間違いなしのコーディネートです。
また、20代男性の場合はトレンドを適度に採り入れるのも重要なポイント。
男性でも着こなしやすく、簡単に旬のコーデが作れるチェスターコートはぜひ採り入れましょう。
出典:ZOZOTOWN
また、いつものスタイルにプラスするだけで「こなれ感」の出るMA-1も注目アイテム。
出典:ZOZOTOWN
細身のMA-1であれば、ミリタリースタイル特有の重苦しさも感じさせません。
こうしたトレンドのアイテムを使って、コーディネートに上手に変化をつけていきましょう!
30代のおすすめコーデ
出典:ZOZOTOWN
30代からは、大人の落ち着きを感じさせるコーデを積極的にしていきたいところ。
メンズファッションの種類の中では、きれいめカジュアルが断然おすすめです。
シンプルで質の良いアイテムを積極的に採り入れ、上品なスタイルを目指しましょう。
特におすすめなのが、下記のようなコーデ。
出典:ZOZOTOWN
白・黒・グレーの3色を使った、とてもシンプルなスタイルです。
このコーデのポイントは、ジャストサイズのグレーのカーディガンを使うこと。
無駄なダボつきがなく体のラインがきれいに見えるので、スタイルがよく見え上品さも感じさせてくれます。
また、ワークスタイルの代表的なアイテムであるGジャンもおすすめ。
出典:ZOZOTOWN
Gジャンの武骨なデザインが、男っぽさを演出してくれます。
いつもよりタイトめのサイズを選ぶと、不自然にもたつかずにスマートに見えますよ。
40代のおすすめコーデ
出典:ZOZOTOWN
ストリート・お兄系・サロン系など若者向けのファッションが難しくなるのが、40代以降の男性の特徴。
落ち着いた印象を与えたいなら、きれいめカジュアルを選べば間違いありません。
しかし、無難なきれいめカジュアルはつまらないという方には下記のようなコーデがおすすめです。
出典:ZOZOTOWN
レザージャケットを中心にした品の良いコーデ。
シンプルゆえに、40代以降の男性がもつ深みと色気が存分に発揮できるスタイルですね。
また、定番アイテムであるブルゾンを主役にしたコーデもおすすめします。
出典:ZOZOTOWN
くすんだグレーのカラーが大人の渋さを演出。
あえて丈が短めのブルゾンを選ぶことでこなれ感があり、野暮ったさを感じさせません。
まとめ
ここまで、メンズファッションの種類や年代に合わせたおすすめコーデをご紹介してきました。
メンズファッションの種類は多岐に渡るため、トレンドを闇雲に追うだけでは自分に合ったスタイルは分かりません。
どのジャンルを選べば自分の魅力が発揮できるか、常に考えることが大切だと私は思います。
この記事を参考に、自分に合ったスタイルを見つけてみてくださいね。